密かな楽しみ?

こん〇〇は!いつもご訪問いただきありがとうございます。

また少しだけ更新間隔が開いちゃいました[たらーっ(汗)]


昨年のちょうど今頃のこと、同居している高齢の母親(当時89歳)が自宅で転倒して大腿骨骨折→入院→手術となり要介護4となり年明けに退院して自宅療養となりました(週2日はデーサービス通所)で私の身の回りの環境も生活もだいぶ変わってしまいました。
先日、上皇后美智子様も大腿骨骨折で手術を受けられたそうですが術後の経過も良好のようで安心しております。(上皇后さまとうちの母親は実は同じ年齢なんです)

うちの母親の方はこれまで自宅で私が独りで見守り介護を続けているわけなんですが先日の介護認定の継続審査で介護度が1ランク引き下げられて要介護3となりました。
確かにここ最近は骨折する以前とほぼ変わらずに生活できていてこれまで自宅内で使っていた歩行器を使わなくても自立して家の中を歩いたりしています。

この様子だと四六時中見守っている必要もなさそうなので私も今週末から秋のホタテ養殖作業にも完全復帰できそうでう。


さて、こういう状況だったのでなかなか趣味の軍用機撮影のために三沢基地に出かけていく機会もめっきり減ってしまいましたが代わりに自宅でPC作業をしながら航空無線(エアバンド)を聴く機会が増えました。
IMG_4412.jpg
こんな感じで窓辺にあるPCデスクの脇に受信機を置いて電波をスキャンしています。

私が航空無線を聴く際に使っている使っている受信機がこのアイコム社製のIC-R6という製品です。
この分野ではこちらの商品はベストセラー機となっていて初心者にもお勧めの機種として専門誌でも必ず名前が挙がっています(初心者からベテランまでカバーする十分な機能と性能がある名機)


三沢基地周辺では管制官と軍用機パイロットとの双方向の交信が聴こえるのですが流石に自宅で三沢基地の管制官の声は聴くことができません。

では三沢基地からも青森空港からも離れた場所にある自宅で聴こえる航空無線の内容は?というと主に周辺上空を飛んでいるエアラインパイロットと管制官との交信です。

この場合、管制官の声はまず聴くことが出来ずパイロットから管制官への一方通行の交信が聴こえています。

私の自宅は新千歳や函館など北海道内に向けて飛ぶ航空機の航空路の下に位置します。
スクリーンショット 2024-10-10 093903.jpg
国内でも屈指の高需要路線である各社の新千歳便だと時間帯によってはこうした航空機の行列もみられます。

無線受信機を使ってエアーバンドを傍受(聴く)することは特に法律に違反するものでもなく誰でも聴くことができますが交信内容を公開することは”通信の秘密”等に触れることとなる恐れがあるので電波法違反に触れる可能性がありますので私もこうしたエアーバンドで聴こえてきた内容については”具体的には”このブログでも言及は避けます。


航空管制についての交信については個人的には”通信の秘密”に当たるようなものは含まれないとは思うのですがパイロットが自社地上職員との日本語での交信(カンパニーラジオ)はかなりプライベートな内容も含まれるのでやはり具体的、詳細には書けないですね
機内で問題行為をしている乗客の座席番号や運行上の問題点についてのパイロットの愚痴(クレーム)とか聴いていて興味を惹かれるものも多いのですが・・

さて当地を含む北東北・北海道エリアの航空管制はこれまで札幌コントロール(札幌ACC)が担ってきたのですがこの10月からは組織上”東京コントロール”に移管されています。
航空管制の仕組みについては奥深いものなので詳細はここでは書ききれませんが私のようにエアバンドを聴いているよ~という人にとってはけっこう大きな話題なのです。
ほとんど新聞紙面に大きく取り上げられることもないですよね


無線を聴いているとこれまでパイロットが”札幌コントロール・・・”と交信の冒頭に更新相手に呼びかけていた部分が”東京コントロール”になっていて「あぁ札幌コントロール廃止が廃止になったんだなぁ~」と実感します。


2_DSC00106.jpg
自宅上空を飛行中のJAL機(新千歳から羽田へ向かう途中)を自宅内から600mm望遠レンズで撮影(ノートリミング)

この時の飛行高度は30,000フィートほどでした。

はっきりって民間機と管制との交信は特に面白いというものではありません。
双方とも簡単な英単語と数字で交信が成立します。
パイロットが管制官から支持された飛行高度、速度、針路の復唱する声、あるいは管制官に対しての自機の飛行高度のリクエストが聴こえてくるのがほとんどなのです。


それに対して軍用機(航空自衛隊や米軍)が使う無線のうちで一般的に公開されているものがほとんどの航空無線の中でも周波数が公開されていないGCIと呼ばれるものがあります。
DSC07957.jpg
GCIとは地上要撃管制の英文の略称で何となく字面からもお分かりのように軍事的活動(訓練)中に使われるものなので使用する周波数も非公開(秘密)になっています。

流石にこの非公開の周波数を公に晒したりすると逮捕案件になるかもしれないというのがエアバンド愛好家の中ではよく知られている注意事項。

周波数が非公開といっても暗号化もデジタル化もされていない電波なので私の受信機でも当然傍受は可能で私も自衛隊と米軍の複数のGCI周波数は把握しています。

三沢から離陸したと思われる自衛隊機や米軍機の爆音が我が家の上空にも響き渡ると受信機でこのGCI周波数をサーチすると戦闘機パイロットの声が聴こえてきます。


DSC07082.jpg
複数機で飛んでいるときは僚機のパイロット同士の会話も聴こえます。
米空軍の場合、このGCIではネイティブな英語でのやり取りなのではっきり何を言っているのかは聴き取れません(私の英語能力では)

一方、航空自衛隊機の場合、普段の航空管制とは違い英語を使う必要がないので日本語でのやり取りとなるので日本人歷が長い自分にもほぼすべて聴きとることができます。

GCIの中でも航空自衛隊のスクランブル発進の際の交信を傍受するのはこうしたエアバンド愛好家の中でも夢の一つなのですがほぼ24時間毎日無線を聴いている人かよっぽどタイミングの良い人でないと中々叶わないようです。

私も一度も生でこの交信を聴いたことはありませんが自衛隊密着ドキュメントなどのTV番組でこうした緊迫したスクランブル時の交信の一部を見聞きしたことがある程度です。

三沢基地にも航空自衛隊のアラート(スクランブル)部隊が待機しています。
三沢空港の旅客ターミナルの真正面にこの格納庫があるので送迎デッキから建物自体は見ることができます(誰もが簡単に見れちゃっていいの?とも思っています)

今回はちょっとDEEPな私の趣味の一つのご紹介でした。

本当は家で聴くより現場(飛行場)で聴くのが何倍も面白いのですよ