フライトシミュレーターの中の羽田空港 MSFS2020

こん〇〇は!いつもご訪問いただきありがとうございます。

いよいよ40度越えの観測地点も出始めて猛暑に突入モードですね

こういう日は家でゆっくりエアコンの効いた部屋でフライトシミュレーターで遊んでいたいものですよね~[るんるん]とは言っていられない我が家です[ふらふら]

エアコンレスの我が家の狭いパソコン部屋で長時間PCを稼働させっぱなしというのはPCにも人間にもよろしくない状況です。
TV通販でお馴染み”ここ冷え”1台でこの急場を凌ぐのにはちょっと心もとないです[たらーっ(汗)]
それでも青森の週間予報では暫く30度超えの日はなさそうなのでちょっとホッとしています。
さてPCのフライトシミュレーター”MSFS2020”で日本を代表する空港”羽田空港”をちょっとご紹介します。
ターボプロップ機のATR42-600の就航はない羽田ですがA320neoやE-170などを使って飛んでいるときは羽田発着というケースも少なくありませんので結構馴染みのある空港です。
もともと川向こうの川崎の工場地帯で生まれ育ったのでやはり羽田は思い入れのある空港です。
MSFS2020では自分の操縦する機体のほかにAI機と呼ばれるAI制御で動き回る(飛び回る)機体も登場します。

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国内線第1ターミナルのようす(ドローンカメラで撮影)
主にJALグループが使用するターミナルでJALグループ、スカイマーク、スターフライヤー各社のAI機体が見られます。
AI機が飛んで来てスポットに駐機するとボーディングブリッジが接続されるというリアルな光景が見られますよ

hanedaana.JPG
国内線第2ターミナルはANAのほかにエア・ドゥ、ソラシドエアのAI機体が見られます。
第1ターミナルにANAの機体が駐機していたり逆に第2ターミナルにJAL機が駐機していたりすると少々しらけちゃったりしますが最近追加したMOD(機能拡張モジュール)ではそうしたことが解消されているようです。
真ん中の小さい機体は私がこの時操縦していたA320neoになります。
大型機と比べるとこんなにも小さいんです。

その分、初心者にとっては操縦しやすいのです。
前作のFSXではB737-800が無料で最初から用意されていましたがMSFS2020ではエアバスのA320neoや787が用意されています。

B787はまだ操縦したことがないのですがA320neoの操縦が習熟したら挑戦してみようと思っています。

hanedaInt.JPG
国際線第3ターミナルに並ぶ海外エアライン各社
川(多摩川)向うの川崎(川崎区)が私の生まれ故郷です。

T3.JPG
この国際線ターミナルはかつての旧羽田空港ターミナルエリアに建設されているそうです。

新ターミナルビル(第1)が出来た当時は自宅のある川崎から環8を通って新ターミナルに行っていたのですが当時はまだ旧ターミナルや羽田東急ホテルがまだ残っていましたのでこの今のこの景色は自分には新鮮です。
上の画像の中でモノレールが映っていますが実際にはちゃんと動いていますよ


HND.JPG
A滑走路とC滑走路の間を通る首都高湾岸線
MSFS2020 では高速を走る車両もちゃんと再現されて動いています。



C滑走路(RWY16L)に着陸する航空機の動画をUPしました。
動いている航空機はAI機でプレイヤーの手を離れてAIが実際の運くスケジュールなどを考慮して画面の中に再現したものです。
私のPCのビデオカードの性能が低いので実写と見まがうほどの画質は有りません。

フライトシミュレーターで丘珠空港から三沢空港へ(後編)

こん〇〇は!いつもご訪問いただきありがとうございます。
前回の続きでPCソフトのフライトシミュレーター"MSFS2020”でATR42-600という機体を使い丘珠空港~三沢空港までのフライトの様子をご紹介いたします。


HAC(北海道エアシステム)のATR42-600は離陸後順調に飛行ルートに沿って上昇を続けて北海道の大地を離れ太平洋上を三沢空港に向けて南下しています。

キャプチャrjco10.jpg
雲海の上を高度FL170(17,000フィート)巡航中です。
こういう状況だと眼下の景色を楽しむこともできず操縦はAP(オートパイロット)なのでほぼ何もすることが無くフライトシミュレーターを稼働させたままトイレ休憩とかしています。

任意に経過時間を調整しない場合(1倍速)は実際の飛行時間と同じ時間がシミュレーターでもかかりますので丘珠~三沢間の飛行時間は45分~1時間程度になります。
巡行中はシミュレーション速度を2倍速や4倍速に設定して時短するのも”あり”です。


スクリーンショット 2024-07-01 081505.jpg
青森県の下北半島の六ケ所村の沖に設定されているWP(ウェイポイント)の”OBCHI”の手前(TOD)
から徐々に高度を下げます。
TOD=Top Of Des
cendというのは降下開始ポイントのことで着陸に向けて降下を開始する目安となるポイントです。
OBCHI(オブチ)というWPの名称は六ケ所村にある”尾駮(おぶち)沼”からとられた名称だとおもいます。


WPの名称はけっこう遊び心のあるものが多く青森県内では”OHRIN(王林)”とか”JYONA(ジョナ・ゴールド)”なんていうりんごの品種からつけられたと思われるものもあります。
津軽地域には”
MELOS(メロス)”というWPもありこの地域出身の作家・太宰治の作品が由来だと思われます。

私の住んでいる場所の側のWPには”APIOS(アピオス)”という名称がついていてアピオス(ほどいも)という芋の名前が由来だと思います。
WP名の原則はそのWP直下の地名というものが多いようですが特に有名な地名ではないとか海上とか深い山中とかはいろいろ趣向を凝らした名称が採用されているようです。
福岡空港付近だとキリンとかモルツなんてビールに由来するものでルートが構成されているところもあります。
WPは緯度経度により設定されているポイントで特に地上に通信施設があるわけではありません。

WPのOBCHIからAIRWAY(航空路)を離れて三沢沖のDEVLSというWPまで高度4000フィートになるようにさらに降下を続けます。
キャプチャ006.jpg
DEVLSで針路を陸地側に向けて着陸滑走路のRWY28(283°)に機首を合わせます。

ここから先の滑走路まではILS(アイエルエス)と呼ばれる空港施設から発せられる電波を受信しながら機体の高度と方位が自動制御されてほぼ自動操縦で着陸態勢に入ることができます。
滑走路の中心から着陸機の左右のズレはローカライザ(LO)と呼ばれる電波を受信して修正。
理想的な進入高度に対しての自機高度のズレはグライドスロープ(GS)という電波を受信して自機の高度を修正。
LOもGSもコックピットの計器上でそれぞれのズレが分かるようになっていますがAP(オートパイロット)になっていると自動的にズレを機体が修正してくれるので滑走路の直前まではほぼ何もしなくてもOKです。


キャプチャ33(1).jpg
コックピットからの眺めと計器により自ら操縦桿を操作して着陸する有視界着陸という方法もありますが視界が天候によりよくない、滑走路が見えにくいなんて場合でもILSを使った計器着陸方式ではきちんと滑走路手前まで誘導してくれます。
実際にILSを導入して悪天候による欠航が少なくなったという事例も多いです。

ILSは空港側に電波施設の設置が必要なので地方空港では未設置というケースも少なくないのですが最近はILSのような電波誘導ではなく精度の高いGPSを使って着陸ルートの途中通過ポイントの位置と高度(速度も)を設定して航空機がこのルートをなぞるように着陸するというRNAVという着陸方式も多く採用されています。
ILSのように直線ルートだけでなくカーブルートも設定できるので便利です。


キャプチャ444.jpg
無事に三沢空港のRWY28に着陸できました。
ほぼ無風という気象条件を設定していたのでILSによる自動着陸です。
私のように手動操縦による着陸に自信が無い人出もILSやRNAVを使えばほぼ失敗することなく着陸することができます。


キャプチャrjc200.jpg
着陸後には速やかに滑走路から離脱します。
MSFS2020には自分の送受する飛行機のほかにAI機といって他の機体を登場させることができます。
羽田などの大空港では自機しかいないなんて状況はまずありません。
滑走路上でいつまでもノロノロしていると他の出発機や着陸機の邪魔になるので管制官から速やかに滑走路を出ろ!とか言われちゃいます。
でも三沢空港はそれほど旅客機の就航は多くないので慌てずに滑走路から離脱して空港ターミナルへ向かいます。
軍用機のAI機は自分のシステムでは登場しないので米軍や自衛隊機の姿が見えないのは三沢らしくなくてちょっと何とかしたいところです。

キャプチャ112.jpg
RWY28着陸だと空港ターミナルのある方位とは真逆でしかも距離もあるのでタキシングにも時間がかかります。
画像のように自衛隊施設の前を通過して空港ターミナルを目出すことになります。
三沢基地の航空祭の日はこのTAXIウェイから奥が展示機などのある会場となるのでたくさんのギャラリーに注目されます(MSFS2020では航空祭の再現はできません)


キャプチャ113.jpg
米軍、自衛隊、民間の3者が共用する三沢基地(空港)では旅客ターミナルは一番海よりの端(最東端)に位置します。
上の画像で舗装の色が変わっている部分が空港エプロンになりますが手前に可動式のゲートがあり旅客機の出入りの際にはゲートが横に移動します。

旅客機がゲートを通過するとすぐにゲートが閉まります。
画像左端に写っているのは航空自衛隊のスクランブル機が待機するアラートハンガーです。


キャプチャ114.jpg
駐機スポットに機体を止めて乗客を降ろします。
ATR42の場合、搭乗口が機体後部になります。
ボーディングブリッジ(ジェットウェイ)もMSFFS2020では操作できるのですがATR42では使えません。


キャプチャ115.jpg
ATR42やATR72は国内でも採用する航空会社が増えましたね


MISAWA.jpg
三沢空港の展望デッキからの眺めも再現できますよ
ここは腰くらいまでの高さの手すりがあるだけでよくある金網フェンスではないので撮影しやすいですよ。
ただし入場料100円かかりますが軍用機の離発着も見られますよ


IMG_0024.jpg
これは送迎デッキからの眺めの実写。
奥に見える蒲鉾型のハンガーは空自の輸送ヘリ”チヌーク”の格納庫でその右側が県立三沢航空科学館と大空ひろばになります。


MISAWA2.jpg
送迎デッキもリアルに再現されています。
自分が撮影にここを訪れるときはMISAWAのロゴの下に陣取っています。

RJSM.jpg
短いフライトでしたがお付き合いありがとうございます。
最期は三沢空港ターミナルの正面口
ここの駐車場は空港利用促進の一環でなんと駐車料金が無料なんです。


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MSFS2020はPCだけでなくXboxでも遊ぶことができますよ

フライトシミュレーターで丘珠空港から三沢空港へ(前編)

こん〇〇は!いつもご訪問いただきありがとうございます。
今年になって母親の見守り介護生活が続いているのでちょっとした外出や宿泊を伴う旅行なんて当面諦めざるを得ません。
でもPCのフライトシミュレーターでちょっとした空き時間を使って日本中いや世界中を文字通り”飛び回る”ことができるのでちょっとした息抜きになっています。

私が使用しているのはMSFS2020というマイクロソフト(MS)が昔から開発販売を続けている伝統あるフライトシミュレーター(FS)です。
PCゲームとしてはフライトシミュレーターというジャンルはパソコン草創期より人気のあるジャンルです。


DSC06774.jpg


今回はJALグループの北海道エアシステム(HAC)が就航する札幌(丘珠)から三沢までをターボプロップ機のATR42-600を使って飛んでみます。
上の画像は実際に三沢空港に飛来したHACのATR42-600です。


キャプチャRJCO.jpg
出発空港は札幌の丘珠空港(RJCO)です。
全国各地から路線が集まる新千歳空港に比べるとだいぶ小規模な空港です。
札幌市中心部近くにあるので便利です。
民間機はHACとFDAそして新設されたばかりのトキエアが就航しています。
また陸上自衛隊との共同使用空港となっています。

HACは全機がターボプロップ(プロペラ)機のATR42-600でここい丘珠空港が同社の基幹空港(HUB空港)になっていて北海道各地や道外では三沢と秋田に路線を持っています。
短い滑走路(1500M)
なのでFDAが使うエンブライエル(ジェット機)は冬期の凍結路面状況下でのオーバーランの危険性を考慮して非降雪期のみの運航となっています。
FSMS2020ではドローンカメラでこうした飛行機から離れた場所での撮影も可能です。
このように旅客ターミナルの外観もよく再現されています


キャプチャRJCO2.jpg
丘珠空港の上空からの撮影
札幌市郊外にある新千歳空港に比べて圧倒的に市中心部からも近くにある空港です。
滑走路は1本だけでRWY32の先はもう石狩湾が広がっています。



simbrief.jpg
今回の飛行ルートです。
丘珠空港のRWY32から飛び立ってすぐに右旋回して新千歳上空を通過し太平洋に出て三沢を目指して南下します。
三沢空港のRWY28に着陸予定です。
出発前に事前に提出するフライトプラン(飛行計画書)はSimbriefというオンラインサービスで作成しています。

飛行には細かく定められたルートに沿って飛ぶ必要があるので自由に空を飛ぶというイメージとはちょっと現実は違います。

RJCO.jpg
フライトプランが承認されればいよいよ旅の始まりです。
MSFSではコールドモードという機体の電源すら入っていない状況から実際のパイロットが行う手順に沿って機体を飛ばせるようにできるのですが当然ですが素人にはまともにエンジンをスタートさせることすら難しいのでYoutubeなどに実際のパイロットさんなどがUPしている飛行手順の動画を参考に何度も練習して機体を動かせることができるまでになりました。


キャプチャrjco02.jpg
滑走路への進入許可が管制官から得られたので期待を滑走路の中心線に移動させます。


キャプチャrjco03.jpg
操縦席の様子です
ここに写っている各種画面やボタン、スイッチ類のほぼすべてが実際に動かすことができます。
きちんと実際のプロセス通りに操作しないと飛ぶことはできません。
本物は機長と副操縦士の2人で操縦するのですがフライトシミュレーターでは基本的に自分ひとりで2人分の作業をこなすことになるので意外と大変です。
ボタン一つ押せば飛ぶなんてことはありません。


IMG_4356(1).jpg
これが私のフライトシミュレーター環境です。

PCデスクにジョイスティックを置いてキーボードは平置きできる空間がないのでモニター前に立てかけています。
マウスも必須なのでこのスペースではちょっと狭すぎるのが目下のところの悩みです。
飛行機の操縦桿はボーイング社のハンドルタイプのもののほかに
エアバス社が多く採用しているサイドスティックのものもあります。
私のジョイススティックはもうかなりの年代物でマイクロソフト製のForceFeedBuckと呼ばれるものでジョイススティックにPC側から操作に合わせた負荷(ForceFeedBuck)がかかる仕組みで着陸の際にタイヤが設置するとちゃんとその振動が伝わって来ます。


キャプチャrjco04.jpg
機体に電源を入れてエンジンを始動させて機体のフライトコンピュータに各種設定を入力したりする作業を進めるだけで結構な時間がかかります。
多分実際の運航と同じくらいの時間が経過していると思われます。
さて離陸許可も得たところでエンジン出力を上げて離陸しますよ
離陸後はすぐに右旋回してTOBE1EというWP(ウェイポイント)へ向かいます。
WPは空に設定された目標地点のことでこのWPを線で結んで目適地近くまで飛行ルートを作成して計画通りに飛ばなければなりません。


キャプチャ001.jpg
離陸すると設定されている飛行ルートに沿ってAP(オートパイロット)でぐんぐん高度を上げていきます。


キャプチャ002.jpg
KURISというWP(ウェイポイント)を通過すると次のWP(TOBBY)へ向けて針路が自動的に変わります。
離陸時に少し操縦桿を操作した後はほぼこのようにAPによる自動操縦になるので各種計器をチェックしながら異常がないか見守っているだけです。


キャプチャ003.jpg
順調に飛行ルートを飛んで苫小牧上空で太平洋上に出ます。
運河のような苫小牧港が眼下に見えていますよ
次のWPは海上にあるTOBBYです。


キャプチャrjco06.jpg
コックピットの右画面(ND)には現在位置と針路方向の地図情報が表示されています。
左画面(PFD)は飛行機の姿勢と高度と速度等が表示されています。
PFDの背景に実際に見えるであろう地形が表示されています。


キャプチャrjco09.jpg
視点を客席に移動させて窓からの景色を楽しみます。
ちょうど主翼位置の座席ですね
当然ですが飛行機の位置に合わせて刻々とこの眺めも変化しますよ

ここまでは順調なフライトです。
北海道を離れ一路三沢空港を目指しTOBBY,LARCH,OBCHIの順でWPを通過して太平洋を南下し三沢沖まで巡行。(後編へ続きます)


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