帆船「日本丸」と海上自衛隊 訓練支援艦くろべ

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7月21日(金)、朝、船舶位置情報アプリ”MarineTraffic”を見ていたら帆船”日本丸”がむつ市沖に向かっていたのでカメラを持ってクルマで撮影に行ってきました。
むつ市の克雪ドーム前の大平岸壁からの撮影になります。
水深等の関係で接岸は難しいのか帆船「海王丸」も沖合での停泊でしたので恐らく同じ場所だなぁと思いながら車を走らせましたがやはり同じ場所に停泊していました。

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岸壁から600mmレンズでこんな感じで撮れます。
望遠レンズを通してマストに上がって何か作業祖している人が数名確認できましたが残念ながら停泊中は帆を展開することはなかったようです。
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岸壁からは実際はこのような距離でした。
昨年も同じ時期に帆船「海王丸」が寄港しました。
「日本丸」も「海王丸」も現在は2代目にあたり独立行政法人 海技教育機構(JMETS)が所有する帆船です。
海技教育機構は日本最大の船員教育機関で全国に8つの学校を設置し大型練習船を5隻所有しているそうです。(帆船以外にも海技教育機構の練習船がやって来たこともあります)
[船]海技教育機構のHP(こちら[ぴかぴか(新しい)]

この時期に陸奥湾に入ってきて一通り規定訓練を終えて函館に向かうのがルーティーンのようです。


この日はもう1隻撮りたかった艦があったので海自・大湊基地までちょっこっと足を延ばしました。

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大湊基地の第1突堤に停泊するのは訓練支援艦「くろべ」(ATS-4202)
普段は呉基地にいる艦なのでここで見られるのは珍しいと思います。
この時は陸奥湾で毎年恒例の大規模な機雷戦・掃海訓練が実施されていましたがこの「くろべ」は訓練支援艦とありますが主に”対空射撃”訓練の支援艦なので海上・海中が主戦場の掃海部隊の訓練とは関係がなく大湊に立ち寄ったのかもしれません。
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「くろべ」の後部甲板には僚艦の対空射撃訓練時に際し対空ミサイルの攻撃目標となる無人標的機の発射装置があり発射された無人標的機は「くろべ」からラジコン操縦でミサイル着弾寸前にこれを交して海上に着水させ回収後に整備をしてまた訓練に使用されるそうです。
上の画像は海上自衛隊ホームページより転載させていただきました。
甲板上にオレンジ色の標的機が見えます


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第1突堤には大湊基地所属の多用途支援艦「すおう」も停泊中
「くろべ」(手前側)の艦橋上部にある4面のフェーズドアレイレーダーにより発射した無人標的機をコントロールするそうです。

この日の目的を果たせたので帰路につく途中に大湊基地の山側にある水源地公園のビオトープ(人工池)に睡蓮を見に立ち寄りました。
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お船を撮るレンズしか持って行かなかったので手持ちで撮っています。
ここは人もあまりいないので撮り放題でした。

ここの公園の駐車場に隣接する展望タワーに上がって大湊基地を見下ろすと・・
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先ほど海面レベルで撮影した訓練支援艦「くろべ」を俯瞰で見下ろせます。
展望タワーの厚い窓ガラス越しでの撮影。
多用途支援艦「すおう」は鉄塔の陰に隠れちゃっています。
大湊基地のある芦崎湾と陸奥湾を仕切って岬のように見えているのが砂嘴(さし)という地系で芦崎湾の砂嘴はサロマ湖や野付半島、ゆるキャン△にも登場した伊豆の大瀬崎等と並んで有名なんです。
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これが古くからの天然の良港・大湊を発展させた地形。
年に一日だけ湾内が一般開放され潮干狩りが楽しめます。

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海上自衛隊・大湊航空基地方面の眺め
主に哨戒ヘリなどの基地ですが滑走路もちゃんとあります。
沖の陸奥湾には訓練中の護衛艦や掃海艦(艇)の姿も確認できます。

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砂嘴の突端の先には日本丸の姿も確認できました。


暑い日が続きます。

くれぐれもお気を付けください。青森も猛暑です[晴れ](地元比)

FFM-1護衛艦もがみ、大湊寄港

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家に居たらアプリで大湊基地に護衛艦”もがみ”が寄港していることを知り急いでカメラを持ってクルマで大湊まで撮りに行ってきました。

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大湊基地第1突堤に掃海母艦”うらが”と並んで係留中の”もがみ”を撮影できました。
前回はアプリで確認して急行するもすでに芦崎湾からも離れ姿が見えず撮影が叶いませんでしたが今回は何とか撮影できてよかった。
船舶のトラッカーアプリ”MarineTraffic”は数時間前の位置情報を表示しているときがあるので何分前の位置情報なのかを確認しないとすでにその場にいない船舶の姿を探すはめになったりするので注意が必要です。

いつものように大湊基地の第1突堤に係留中の艦船をよく見ることができる場所からの撮影です。
実際には曇り空だったので画像編集ソフト(LuminarAI)のスカイチェンジャー機能で青空を背景にしてみました。

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実際の光景はこんな感じです。
令和5年度機雷戦訓練(陸奥湾)および掃海特別訓練(日米印伊共同訓練)が7月16日~28日まで陸奥湾内で行われるということでこの日は訓練開始前日というで大湊基地に各地から海自の掃海艦が集結していました。
掃海艦自体はサイズは大きくないのですが掃海母艦ともなると護衛艦サイズがあるので第1突堤に掃海母艦”あわじ”が係留されています。
最新鋭の護衛艦”もがみ”も訓練に参加する護衛艦2隻のうちの1隻なのか単に訓練公開中の寄港なのか?ということです。(後日、訓練の様子が地元紙に掲載されました)

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最新鋭の護衛艦”もがみ”はこの特徴ある外観からもわかる通りステルス性能を高めた従来の海上自衛隊の護衛艦とはかなり印象が異なります。
海自の護衛艦の種別はイージス護衛艦(DDA)、ミサイル護衛艦(DDG)、一般形護衛艦(DD,DE)、ヘリコプター搭載型護衛艦(DDH)などがありますがこの”もがみ”級護衛艦はFFMという記号で種別される初の海自護衛艦です。
FFMとはFF”フリゲート”級という艦船サイズと機雷(Mine)の組合せ(※Multi-purpose多目的の意味もあり)で表す艦級でこのクラスのネームシップ(1号艦)である”もがみ”はFFM-1と表記されます。
FFM-1なので船体には大きく”1”と書かれています(上の画像)
目立たない”ロービジ塗装”のため以前のように数字がはっきりとは識別できなくなっています。

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FFMという艦級は従来の護衛艦よりもサイズがかなり小ぶりとなっています。
小ぶりな分乗員も少なく設定されていて海自のマンパワー不足対策の護衛艦でもあります。
今後このFFM級護衛艦が結構大量に建造される予定なのでこの独特なスタイルにも馴染んでいくと思います。

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さて、今週、ちょっと地元民としては気になる見出しが地元紙の1面トップに・・

「海自大湊改編へ、横須賀に統合検討」

防衛省は海自大湊基地にある大湊地方隊を横須賀地方隊に統合して横須賀で現在大湊地方隊が管轄している
宗谷海峡を含む北方海域と太平洋を一体的に指揮下に置くというものらしいです。
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北方海域は冷戦終結後に逓減していたロシアの脅威が再び懸念される状況となり海自本部機構のある横須賀主導でより一体的な作戦行動を執れる体制を目指すのだということです。
旧帝国海軍時代からの歴史ある大湊基地ですがこの構想により廃止されるということではなく護衛艦も1隻増備され、長年の懸案だった水深10mしかない芦崎湾の掘削をして大型艦船が入港きるようにもなるようです。(基地能力としては向上します)
地上施設ではトマホークを格納するのではと言われている大型弾薬庫も建設されます。
これは地元としても前向きにとらえるべきなのかもしれません。



おおみなと海自カレーを含む海軍コロッケなどの地元とコラボした海自グルメは今後も健在だと思っています。

令和4年度機雷戦訓練(陸奥湾)及び掃海特別訓練 終了

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7月17日から陸奥湾で行われていた海上自衛隊とアメリカ海軍との機雷戦訓練と掃海訓練が29日に終了しました。

期間中は海上自衛隊からは掃海艇群の艦艇13隻と航空機8機、アメリカ海軍方は艦艇2隻、航空機2機が参加
沖合で行われている訓練の様子は陸奥湾沿いの私の住む町からも流石に伺い知ることができませんでしたがMarineTrafficアプリで参加艦艇の動向はこまめにチェックしていました。


訓練最終日の今日は所用があってむつ市までクルマで出かけたのでカメラでちょっと帰還する艦艇を撮影できるかなぁ~と思い大湊までやって来ました。

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いつもの場所から大湊基地第一突堤を眺めると掃海母艦の”ぶんごの姿がありました。
掃海艇に比べるとやはり掃海母艦は大きいですね
MST463”ぶんご”は基準排水量が5,700tもあります。
うらが型掃海母艦の2番艦で海に敷設された機雷を無力化する”掃海”任務の他に機雷を敷設する”機雷敷設艦”の機能も持っています。
後部甲板には掃海ヘリの離発着も可能で他の掃海艇の補給や指揮も執るので大型艦サイズになっています。
1番艦の”うらが”にはない前甲板に62口径76mm単装速射砲1門を装備しているのが上の画像からもわかります。


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お昼前の撮影でしたがかなりの数の乗員が乗り込む姿が見られました。
舷側では時折拍手が沸き起こっていましたが詳細は不明。
この後は金曜恒例の海自カレーですね
ぶんごのカレーはビーフカレーのようです。

この時は今日が金曜ということを失念していてお昼は大湊で有名なおやき屋さんの焼きそばとおにぎりで車内で簡単に済ませたのですがむつ市内に戻って海自カレーを提供しているお店でカレーランチにすればよかった[あせあせ(飛び散る汗)]
自衛官と同じテッパンで供される各艦艇・部隊公認のカレーが市内の認定店で食べられます。


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第二突堤方面には掃海艇がいるのですが地平レベルだとよくわかりません。
各艦艇にお昼を前に続々と乗組員が集まって来ます。(列をなす人影が見られますね)
抜錨光景を眺めたいけどまだまだ時間が先のようなので今回はこれで撤収です。


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むつ市の大平岸壁からたかなみ型護衛艦が出航していくのが見られました。
”まきなみ”か”すずなみ”のどちらかです。


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こちらは沖に停泊しているJMETS海技教育機の練習船”青雲丸”です。
先日やはりここに停泊していた海王丸もJMETSの船です。
海王丸はここで緊急時の離船訓練をしていたようですが青雲丸も同じ訓練をしているのかなぁ
そういえば海王丸はここから函館港に入港したのですが船内でコロナ患者が発生したようで訓練中止となったようです。

皆さん、お互いに感染対策に手抜かりの無きようご留意を


帆船 日本丸・海王丸を知る (航海訓練所シリーズ)

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