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ご町内の方から草刈機(刈払機)のエンジンがかからなくなったので修理して欲しいと依頼がありました。
リラ犬氏の話では、知り合いに貸したところエンジンがかからない(かからなくなった)といって戻って来たそうです。
確かに確認したところ始動しません。
エンジンがかかる予兆もありませんでした。

確かに確認したところ始動しません。
エンジンがかかる予兆もありませんでした。

共立 SRE2610という国内有名メーカー製のものでした。
最近の主流の力をあまりかけずにエンジンが始動するタイプです。
最近の主流の力をあまりかけずにエンジンが始動するタイプです。
この手の修理では定番ですが最初にキャブレターの分解清掃を実施。
キャブレター(キャブ)は燃料と空気を混ぜて混合ガスをシリンダー内に送る(吸い込ませる)装置で昔は自動車もこれと同じ仕組みでエンジンに組み込まれていました。
とりあえず分解可能なものはすべて分解してクリーナー液で洗浄。
キャブ内の燃料と空気の通り道が貫通していることも確認。
ダイヤフラムのヘタリがちょっと気になるところですが交換部品が手元にないので一旦元通りに組み立て直してみましたが一向に起爆する気配が見えません。
念のためプラグへの通電も確認してプラグも新品に交換しました。
もしかしたら排気側の問題かとマフラーを確認したらマフらの排気口に何やら詰まっています。(泥?)
あまりにも見事に詰まっていて六角ボルト?かと思っていました
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/162.gif)
マフラーを清掃したらエンジンが始動してくれたのでそのまま調子を確認がてら裏庭の草刈りを30分ほどやりました
![[るんるん]](https://blog.seesaa.jp/images_e/146.gif)
これで修理完了と思っていたら翌日にキャブから燃料が大量に溢れていました。
エンジンが停止しても燃料タンクからキャブへの燃料供給が止まらなかったようです。
燃料タンクに残っていた燃料(混合油)が空になっていました
![[たらーっ(汗)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/163.gif)
原因はいくつか考えられますがキャブをそっくり新品に交換することにしました
![[ふらふら]](https://blog.seesaa.jp/images_e/144.gif)

キャブレターってこんな感じのものです。
この草刈機に使われていたキャブレターはワルボロ製のWYK型というものです。(上の画像の左側)
キャブレターの種類って現在流通しているものは意外と種類が少ないので互換性のある社外品(サードパーティ製)はすぐに見つかります。
キャブのメーカーと型番はキャブ本体に刻印されていますが汚れで判別できなかったり見えにくい場所にあったりするので一度本体から外した方がいいですね
このWYK型だとサードパーティー製のキャブレターが送料込みで2千円ちょっとで買えることが分かり早速発注。
届いたのが上の画像の右側のものほぼ同じものといっていいくらい互換性が高そうです。
キャブ交換となったのでダイヤフラムやパッキン類、プライマリーポンプも新品になったので当面、作動に影響しそうなものは交換したことになりますので当面のパーツ劣化の憂いは無くなりました。
キャブ交換となったのでダイヤフラムやパッキン類、プライマリーポンプも新品になったので当面、作動に影響しそうなものは交換したことになりますので当面のパーツ劣化の憂いは無くなりました。

早速互換キャブレターを取付。
チョーク付きの空気取り入れ部もセットしてエンジンを始動させます。
始動もスムーズでキャブ交換のメリットを十分に感じます。
アイドリングスロットルの調整をして作業完了。
ちょっと振動が大きいのが気になりますがこれは機械的な問題ではなく草刈りチップ(刃)が交換時期に来ているものと思われます。
以前修理した草刈機でどうしてもこの振動が収まらず刃を真横から見たら歪んでいました。
新品に交換したら嘘のように振動が無くなったことがありました。
念のため前回のようなキャブへの過剰な燃料供給(オーバフロウ)も見られずこれでひとまず修理完了
依頼主さんには修理部品代と消耗品代(クリーナー液)として3千円の請求をさせていただきまそた。
趣味で機械いじりをしているので工賃は受け取らないつもりでしたが千円だけいただき今晩の
![[ビール]](https://blog.seesaa.jp/images_e/53.gif)
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/140.gif)
町にある某農機具メーカーに修理依頼すると部品代を含めてこの5倍くらいは請求が来そうです。
先日、当ブログで触れたスズキ黎明期の軽自動車”フロンテ”が空冷2ストロークエンジン(3気筒)であったと書きましたがこの草刈機のエンジンと同じ仕組みのもので大人4人乗車で街中を走っていたということを考えるとやはり凄いなぁと思ってしまいました。