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5月24日(月)の早朝、事前の情報通りMarineTraffic(ライブ船舶)アプリ上で陸奥湾に海上自衛隊の輸送艦くにさき と護衛艦ひゅうがのシルエットが表示されていました。
両艦ともに大湊基地所属の艦艇ではないので大湊入りを心待ちにしていました![[るんるん]](https://blog.seesaa.jp/images_e/146.gif)
”大湊”入りといっても海上自衛隊大湊基地のある芦崎湾には大型艦船は入港できないようなの同じむつ市の大平岸壁の沖に停泊という形をとっているようです(岸壁への接岸も無し)
両艦ともに大湊基地所属の艦艇ではないので大湊入りを心待ちにしていました
![[るんるん]](https://blog.seesaa.jp/images_e/146.gif)
”大湊”入りといっても海上自衛隊大湊基地のある芦崎湾には大型艦船は入港できないようなの同じむつ市の大平岸壁の沖に停泊という形をとっているようです(岸壁への接岸も無し)

こちらの画像は私の住んでいる町内の陸奥湾を見渡せる展望台で陸奥湾(横浜沖)を航行中の輸送艦くにさきの姿を超望遠レンズ&トリミング(切り取り)で撮った1枚です。
この日はちょっと靄(ガス)がかかっていました。
このまま護衛艦ひゅうがを撮影するために国道279号を北上してむつ市・大湊方面へ車を走らせ30分ほどで目的地に到着。

むつ市大平の克雪ドーム前の岸壁に車を停めて撮影した護衛艦ひゅうが(DDH-181)です。
護衛艦の中でも一般にヘリコプター空母(ヘリ空母)と呼ばれるタイプで自衛隊内の艦種ではDDHという分類です。
DDが汎用護衛艦を表しHはヘリの意味でヘリコプター搭載型護衛艦となります。
全通甲板と呼ばれる空母と同じ甲板を持つ初の海上自衛隊の護衛艦で基準排水量13,950t、全長は197mあります。
”ひゅうが型護衛艦”という艦級の1番艦で2番艦の「いせ」(DDH-182)と合わせて2隻が同型となります。
のちに建造されるより大型化された「いずも」型護衛艦が兵装を省いた本当の意味でのヘリ空母であるのに対してこの「ひゅうが」型は従来の対艦・対空・対潜攻撃の兵装もちゃんと装備しているのである意味万能型護衛艦のような艦です。

大きすぎて接岸できる場所がないので陸との人員輸送は艦尾からボートを使って・・・
古くから海軍の軍港の街として栄えた大湊やむつ市内には海自隊員向けの飲食店がたくさんありますがちょっとこんな感じだと全隊員の下船は無理かなぁ(コロナ下でもありますし)

給油船が接近、停泊中の護衛艦ひゅうがは特に目立った動きはないですね。

お昼ご飯にすき家の牛丼弁当(中盛)を仕入れて”くにさき”が戻ってくるのを車内で待つことに・・・まるで張り込み中ので刑事。
持久戦を覚悟していたらほどなく”輸送艦くにさき”が戻ってくる気配をMarineTrafficアプリで確認できました。
ここの岸壁は太公望のメッカのようで釣り人が集まって来ました。
岸壁に釣竿のスタンドがセットされちゃいました。
ちょっと撮影の邪魔といったら怒られるけどそれとなく聞いてみたら夜釣りの準備をしているだけで目の前の大型護衛艦には全く興味がないようでした。
私が話しかけた相手の方はとても感じのいい方でしばらくの間、むつ市の釣り場事情を雑談して過ごしました。
こんどはアジ釣りにこよかなぁ~

釣り人と雑談に夢中になっていたら沖合から輸送艦くにさき(LST-4003)が戻って来ていました。
”ひゅうが”のようにヘリの離発着ができる飛行甲板をもつのでシルエットは”ひゅうが”に似ていますが基準排水量8,900t、全長178mと”ひゅうが”よりも小ぶりです。
”くにさき”の属する艦級の”おおすみ型輸送艦”の艦尾にはウェルドックというエアクッション艇の出入り口があるのが海自艦船の中でもちょっと異才です。
艦種のLSTとは戦車揚陸艦を表していて文字通り陸自の90式戦車なら18台、大型トラックなら65台搭載できます。
島しょ防衛作戦とかに活躍しそうです。

タミヤ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.003 海上自衛隊輸送艦 LST-4001 おおすみ プラモデル 31003
- 出版社/メーカー: タミヤ(TAMIYA)
- 発売日: 2009/04/25
- メディア: おもちゃ&ホビー
ここから、ちょっと撮影場所を移動します。

先程戻ってきた”くにさき”と”ひゅうが”の2ショットが撮れました。
両艦とも船体が大きすぎるので大湊基地のある芦崎湾内へは入れないようなのでここで停泊となりそうです。
もうちょっとお互いに近づいて・・と思っていましたが結構距離を撮っていますね
十分すぎるソーシャルディスタンスですかねぇ?

ここの撮影ポイントの背後には釜臥山があって山頂には航空自衛隊の”ガメラレーダー”が鎮座まします。
この狭いエリアは日本の北方方面の防衛上とっても重要な場所ですね

ここから大湊基地方面を見てみると大湊基地の第1突堤を挟んで手前に護衛艦ゆうだち(DD-103)その隣(奥)に”118”という艦番号がみえるのが護衛艦ふゆづきだと思います。
ふゆづきも普段は大湊に居ない護衛艦です。
画像に映っている艦のマストの数だけでも7隻の護衛艦がいるようです。
もうちょっと基地寄りの撮影ポイントを探して移動

これまでのポイントよりも近くで撮影できる場所を発見!
惜しいことに飛行甲板が奥向き(反対側)です。
はっきりヘリ空母と分かる飛行甲板が見渡せるアングルで撮りたいなぁ~

そうこうしているうちに大湊基地から出航してくる護衛艦の姿を発見!

護衛艦まきなみ(DD-112)でした。
”たかなみ型護衛艦”の3番艦で大湊基地所属ですね
コロナ禍以前に艦船見学で乗艦させていただいたことがあります。

”なみ(波)”シリーズとも呼ばれる”たかなみ型護衛艦”は個人的に一番好きな艦級です
![[黒ハート]](https://blog.seesaa.jp/images_e/136.gif)
送電線の鉄塔のようなトラス構造のマストは現在主流のステルスマストよりも構造の美しさを感じます。
艦上構造物が妙にのっぺりしたステルス艦よりも艦(ふね)らしい外観も素敵です
![[揺れるハート]](https://blog.seesaa.jp/images_e/137.gif)

おっと!ひゅうがが艦首方向を転換しだしました!
飛行甲板がこちらに見える位置になってきました。
う~ん、このアングルは画になりますね~

トリミング拡大するとこんな風に飛行甲板上のCH-60Kヘリも見えます。
作戦活動時には海自のヘリだけでなく陸上自衛隊のヘリも物資輸送のために離発着します。
今回は輸送艦くにさきとの何らかの連携訓練が行われていたのかもしれませんね

ふたたび大湊基地を出港する護衛艦がありました。
正面のスタイルがちょっと最新鋭艦のシルエットでこれもかっこいい。

護衛艦しらぬい(DD-120)です。
”あさひ型護衛艦”の2番艦で新造されてすぐに大湊配備となった最近では珍しいケース。
現在、大湊配備の艦船の中での最新鋭艦です。
配備直後の第1回目の艦船見学会で乗艦させていただきました。
先の護衛艦まきなみと比べるとステルス性能を高めるマスト構造であったりフラット化された艦上構造物が目を惹きます。
ここの撮影ポイントはこのように護衛艦を真横のアングルから撮影できる格好のポイントでした。
クルマ通りのほとんどない車道の路側帯に駐車して撮影していても迷惑にならないような場所です。
しかも車から離れることなく真横からこんな感じで撮影できます。
これはちょっと通いちゃいそうなお気に入りポイントになりそうです
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.seesaa.jp/images_e/140.gif)

出航する”しらぬい”と”くにさき”との2ショット。
普段は陸奥湾で見ることができない貴重な光景です。

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いよいよひゅうが”が狙っていたアングルに艦首を方向転換してくれました。
停泊位置はほぼ変えずに艦首方向だけ変えたような感じです。
これは空母が常に艦首を風上に向けて艦載機の離発着に対応するのと同じような意図で方向転換したのかなぁ?
この日は朝から夕方までお腹いっぱい楽しみ最後に良い写真も撮れたので満足気分で帰路につきました・・・しかしこの2日後に心配なニュースが飛び込んできました。
母港舞鶴基地に戻るため大湊を後にした”ひゅうが”は津軽海峡から太平洋に抜けて福島沖で若い乗員の転落事故が発生した模様です。(直帰ルートをとらなかったのは演習のため?)
この記事を書いている時点でその後の隊員の安否情報は有りません。
もしかしたら私が撮影した画像の中に写っている乗員の中にその方の姿があるかもしれないと考えると他人ごとではなく本当に心配しています。