三沢基地(2020/07/09) ①アグレッサーは撮り逃し

Youtubeに”三沢基地にF-15アグレッサー部隊が来ている”という動画がUPされていたのでカメラとエアバンを持って遊びに行ってきました。
"アグレッサー"とは英語の意味では”侵略者”というらしいです。
そこから転じて空自では訓練での”仮想敵機”のことを指します。
味方パイロットに”訓練を付けて”操縦技術の向上を図るのが目的なのでアグレッサー部隊の教官たちは空自の中でも最強のパイロット集団といえます。
アグレッサーというのは単なる俗称で空自内では飛行教導隊というのが正式な部隊名で通常は石川県の小松基地に配置されていて識別が容易になるような塗装を施したF-15DJを使用して今回の様に全国各地の飛行隊に移動訓練にやって来ます。
ハセガワ 1/72 航空自衛隊 F-15DJ イーグル アグレッサー デザートスキーム プラモデル 02354 ハセガワ 1/72 F-15DJ イーグル ‘アグレッサー’ [00784]





まずは昨年暮れに着陸態勢に入った機体が良く撮れたポイントへ向かいますがこの日は風向きの関係でこのポイントでは離陸機を撮るような恰好になってしまい600mmのズームでもちょっと機体が遠かった(高かった)[たらーっ(汗)]
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到着後に慌てて撮った1枚・・・これってF-15ですね


滑走路に進入してくる機体を撮ろうとやって来たポイントでしたが早々に退散していつもの航空科学館に隣接する大空ひろばへ移動します。
この日はスタッフのYさんに事前に訪問する旨をお伝えしてとある”ブツ”をいただきました。
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その”ブツ”がこちらです。
空自の輸送ヘリCH-47Jチヌークの1/72スケールのキットをいただきました。
モノクロームというブランドのキットでオリジナルはAirfiX?

前回、お伺いした際に「ちょうど作っていないキットがあるのであげようか?」というありがたいお話をいただいておりました[わーい(嬉しい顔)]
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ここ大空ひろばの目の前が空自のチヌークの格納庫ということもありいつもここに来ると大抵このチヌークがフェンス越しによく見ることができます。

時折私の自宅上空へも飛来することもあり勝手に親近感を持っていてamazonの欲しいものリストにもこのキットをリストアップしていました。

モノクローム 1/72 航空自衛隊 CH-47J チヌーク プラモデル

モノクローム 1/72 航空自衛隊 CH-47J チヌーク プラモデル



  • 出版社/メーカー: モノクローム

  • 発売日: 2012/07/30

  • メディア: おもちゃ&ホビー







今回思いがけず手に入れることができて嬉しいです[るんるん]
(キットの内容については別の機会に・・・)
せっかく頂いたキットなので積みプラにせず製作を進めたいと思います。

さてスタッフのYさんによるとアグレッサー部隊は今日、小松基地に帰投したそうで先ほど私が慌てて撮影したのは小松へ帰るF-15だったようです。
ということであの独特の迷彩塗装を施したアグレッサーイーグル(F-15DJ)を堪能することは叶いませんでした[ふらふら]


ほどなくアグレッサー部隊の整備員や保守機材等を乗せたと思われる美保基地所属のC-2輸送機が三沢基地から先発したF-15DJを追って小松基地へと飛び立っていきます。

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午前中に飛び立っていった210号機。

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私が車内でお弁当を食べているときに送れて飛び立っていった211号機

一日に2機のC-2(210号機と211号機)を見ることができてラッキー[exclamation]

大空ひろばからの撮影はほぼ一日を通してこんな感じに逆光になります。

まともなアグレッサーイーグルは1枚も撮れませんでしたがC-2×2機を撮れたのでちょっと満足。

残りの時間は高速で飛ぶ米軍機を新しく手に入れたα77ⅡのAFがどこまで捉えられるか試し撮りです。
(次回も同じ日の三沢基地の様子です)

青島文化教材社 1/144 航空機シリーズ No.3 航空自衛隊 C-2 輸送機 プラモデル

青島文化教材社 1/144 航空機シリーズ No.3 航空自衛隊 C-2 輸送機 プラモデル



  • 出版社/メーカー: 青島文化教材社(AOSHIMA)

  • 発売日: 2020/02/01

  • メディア: おもちゃ&ホビー






新造船 進水式

前回の新造船の船降ろしに続いて今回は”進水式”の様子です。DSC00003.jpg
令和2年7月の初旬、大安吉日に進水式が執り行われました。
この日は好天に恵まれて波が穏やかな陸奥湾でした。
漁港から対岸(下北半島)の釜臥山方面(大湊)を望む。


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進水式は初めは船上での神事が執り行われます。
船首側に仮設の祭壇を設置して地元神社の宮司さんによる祝詞の奏上に続き参加者が祭壇の前で榊を奉納します。


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宮司さんによるお祓い


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岸壁で接岸しての神事が滞りなく終わると関係者を載せて海上へ船出。


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私は伴走船(漁船)に乗って新造船の雄姿をパチリ[カメラ]


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神社のある場所のちょうど沖合にて船で3周ほど円を描くように旋回。
この時、船上では同乗している宮司さんによる仕上げの神事が行われます。
こうした穏やかな日は船が揺れないので乗船されている一般の方も船酔い知らずで安心です。


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風がほとんどなかったので速力を上げて大漁旗をなびかせます。
旗竿代わりの竹の木がかなりたわむほど
これらの大漁旗は親族、漁師仲間、新造船にかかわった業者さんからお祝いとして贈られたものです。
実際のホタテ養殖では大漁旗を掲げることはないのでこれが見納めになる旗もあります。
一部は年に一度の海上祈願祭で飾られることもあります。
最近では町内のイベントでも会場を彩る飾り物として活躍する機会も増えました。


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ほどなく漁港へ帰投。

これで一連の進水式は無事終了です。
例年だとこの後、町のホールを借りての大宴会なのですがコロナの影響で自粛となりました。


このあと夏の終わりから秋口にかけてもう1隻新造船の予定があります。

新造船 船降ろし

7月3日の大安吉日に新造されたばかりのホタテ養殖船の進水式がありました。
素人カメラマンとして栄えある新造船の進水式での雄姿を撮影する機会に恵まれました。


今回は進水式に先立つこと1週間ほど前に行われた”船降ろし”の様子を中心にご紹介させていただきます。

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漁船はメーカーから漁船として発注者(船主)に届けられるのではなくエンジンレスで船体のみの”箱モノ”として漁場近くのエンジンの設置や艤装を行う各地の工場へ届けられます。
当町では私の親戚の家がこの工場を経営しています。

この漁船は船体はYAMAHA製で北海道のヤマハの船体製造メーカーからトレーラーに乗せられてフェリーに乗り津軽海峡を渡って陸送されてきました。
漁船丸ごとの陸送になるので道路を走れるのは夜間の交通量が少ない時間帯で先導車も伴走します。

さて漁船のメーカーというと皆さんはどこの会社が思い浮かびますか?
国内だとヤンマーとかヤマハなんかが有名だと思います。
どちらも船体と発動機(エンジン)のメーカーなのですがヤマハの漁船部門については近年、エンジンについてはヤマハ製ではなく三菱重工製のエンジンを積むようになっています。(車体とPUが別なのはF1と同じです。レッドブルとホンダみたいな関係)
マリンスポーツ部門のエンジンについては船体も発動機もオールヤマハ製のままです。
最近流行りの事業資産の選択と集中ってやつですかね

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陸送されて運ばれて来た船体は仮設のテント内でエンジンを積んだり、各種操舵機器、通信機、魚探、レーダーなどの電装品の取付を行います。

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テント内部の様子。
広く見えますが漁船を入れるともう前後に余裕がなくなってしまうくらいです。

数か月かけて各種艤装を施し海に浮かべられる状態になれば建造中の船体を大型クレーンをチャーターして海面に降ろします。
これを”船降ろし”といって安全に作業を進めるためには重機のぺレーター意外にたくさんの人出が居るので仲間の漁師さん総出で早朝作業となります。
進水式が行われる1週間ほど前の6/27の早朝5時に船降ろしが行われました。

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船体を岸壁まで運び出して大型クレーンが横付けします。

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バランスをとりながら船体がゆっくり吊り上げられます。

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陸奥湾内の漁船は5t未満が主流なのでこのクラスのクレーンなら余裕ですね。

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無事に海面に着水しました。

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艤装作業は今後は海上に浮かべた船内で続きます。
1週間後の進水式に間に合うよう作業が急ピッチで進められます。


次回は進水式の様子です。

模型業界では漁船はマイナーな分野ですが大間のマグロ船なんかはそれなりに人気。


青島文化教材社 1/64 漁船 No.02 大間のマグロ一本釣り漁船 第三十一漁福丸 フルハルモデル

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  • 出版社/メーカー: 青島文化教材社(AOSHIMA)

  • 発売日: 2010/12/01

  • メディア: おもちゃ&ホビー






青島文化教材社 1/64 漁船 No.03 イカ釣り漁船

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  • 出版社/メーカー: 青島文化教材社(AOSHIMA)

  • 発売日: 2011/03/25

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トミーテック ジオコレ 情景コレクション 情景小物010 漁船B ジオラマ用品

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  • 出版社/メーカー: トミーテック(TOMYTEC)

  • 発売日: 2008/09/26

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トミーテック ジオコレ 情景小物 011-2 漁船 C2 刺し網 ジオラマ用品

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  • 出版社/メーカー: トミーテック(TOMYTEC)

  • 発売日: 2017/06/24

  • メディア: おもちゃ&ホビー